早期リタイアをするためには経済的な裏付けが必要だ。
まさにファイア(FIRE)の語源通りなのだが、ネットでFIREを調べると、蓄財や資産運用の方法ばかり書いてある。
ただ、私は最も大事な事は稼ぐ力だと思う。
不確実な未来と稼ぐ力の重要性と
アメリカの株式が順調に右肩上がりで上昇している間は良かったのかもしれないが、
コロナでの暴落や2022年の金利急騰による株式市場の暴落などで、予定が狂った人が大勢いると思う。
そういった時に、稼ぐ力があれば何の心配もいらない。
そうなってくると、「どれだけ稼げば早期リタイアができるのか?」という話になる。
別のブログでも書いたが、
日本国内での場合、毎月33万円ほどの可処分所得(1世帯)があれば、
アッパーミドルの生活ができる。
この金額には住宅や貯蓄、教育費等は含まれていないので、確かにこれだけあれば中の上の生活が可能だろう。
それとは対照的に、
生活保護の最低生活費は約13万円
と言われている。
ちょうどこの両者の中間となる23万円は日本の大卒初任給と同じ金額となる。
平成の時代と違って、インフレが進み始めたので、金額だけで考えていても生活設計が狂ってしまう。
あくまでも、インフレと連動する指標で考えなければならないので、
とりあえず大卒初任給と同じ金額の手取り収入があれば「普通の生活」を送ることができ、
5割増ならアッパーミドルの生活ができると考えてみる。
セミリタイア生活を送りながら、手取りベースでこの金額を稼ごうとなると、それほど簡単ではない。
3大特技を活用したセミリタイア実現戦略
そこで登場するのが、
3大特技を使った3倍速セミリタイア実現戦略
だ。
先ほど、紹介した前の記事にも書いてあるが、タイの大卒初任給が2~3万バーツなので、その中間だと2.5万バーツで約10万円ほどだ。
この5割増である「手取り15万」を獲得する方法を考えてみる。
ネット系の副業というと、ブログを書いたり、アフィリエイトに参加したりというパターンが多いが、
その世界は非常に競争が激しくて、安定した収益を上げるのは厳しいと思う。
さらにAI革命により、ブログの記事代行やホームページ作成などの仕事の単価はどんどん下がっていくことになる。
そういった分野ではなく、少しハードルの高い分野の方が競争がゆるく、賞味期限が長い。
例えば私がビジネスの柱としているGoogle広告の代行業やローコードアプリの開発等は、
誰にでもすぐできるというものではないが、
半年から1年ぐらい勉強すれば、手取り15万程度の収益は簡単に上げることができる。
AIのパワーと新たなビジネスモデルの可能性
始めるのが簡単なビジネスはライバルの新規参入とAIの進化で、
なかなか長期的に収益を上げるのは難しくなると思う。
10数年、セミリタイアライフを続けて、このビジネスモデルを生涯現役続けるためには、
あまりライバルが参入しない分野が有利ということがわかった。
何かの資格を取るにしても、技術を身に付けるにしても、
それなりの勉強や努力の期間は必要だと思うが、いちど身に付けてしまえば、
生涯にわたって稼ぐことができるわけだから、
やはり急がば回れと考えるべきだと思う。
さらに会話型AI ・ChatGPTがブレイクをしているので、
このパワーを組み合わせれば数え切れないほどのビジネスモデルが考えられる。
また、ChatGPTを触ったこともない人も大勢いるわけだから、そういった人たちに「AI教室」を開くだけでも十分なビジネスモデルになる。
かつてはExcelやワードができるだけで、パソコン教室を開くことができた時代があったわけだから、
いまChatGPTで何かを作り出すことができる技術を身に付ければ、
これも大きな人的資本になると思う。