幸せを実現する3つの資本

現役でフルタイム勤務の人でも、
逆に100%、公的年金に頼っている場合でも、

私たちの幸せは
人的資本、社会資本、金融資本の3つ
から成り立っている。

幸せのカタチ:3つの資本のバランス

預貯金の蓄えがわずかで、
年金も最低限しかもらえないような状態でも、
家族や友人・知人に囲まれていれば、
その社会資本だけで幸せを享受できる。

家族や友人・知人に恵まれなくても、十分な金融資産があれば、趣味に没頭するとか世界中を旅行するなど、充実した生活を送ることができる。

幸せのカタチは個人によって違うので、どれが正解とは言えないが、私は最も大事の資本は
人的資本、すなわち自分が稼ぐ力
だと思っている。

心と体の健康:人的資本の土台

そして、その力のベースになるのが心と体の健康だ。

今のようにネット上でゴールドラッシュが起きている時代には、少しフットワークを軽く動けば、誰でも稼ぐ力を身に付けることができる。

もちろん、指先1つでお金を右から左に動かすというような怪しいものではなく、
真剣にビジネスと向き合っての事なので、
体力も消費するし、
メンタルにもプレッシャーがかかる。

だから、それを受け止められるだけの心と体の健康がなければ人的資本は機能しない。

カラダの健康維持する仕組みはパターンが確立されており、
ウォーキングやバランスのとれた食事など、
ヤル気になればいくらでも方法はある。

人間関係の悩み:対処の難しさと対策

難しいのはメンタルの管理だ。

その中でも特に人間関係のストレスは半端ではなく、この部分に悩みを抱えている場合は、他の何にも増して、最優先でこのストレスを取り除かなければならない。

「プラス思考で」、「くよくよしないで」などという言葉は何の役にも立たず、そんなことで解消できるほどパワハラや有害な人間関係は単純なものではない。

3つの資本の関係と似ているが、
人間の悩みは「人間関係、お金、健康」の3つ
が殆どだが、この3つにも因果関係がある。

お金の家には「稼ぐ力」によって解決されるので、優先順位としては1番低い。

しかし、いくらゴールドラッシュの時代とは言え、病気を抱えていたのではスキルアップや副業のネタ探しもままならない。

闘病生活を送るにせよ、不健康な状態から抜け出すにせよ、気持ちがふさぎ込んでいたのではそういう気持ちすら起きない。

パワハラとの向き合い方:沈黙で抵抗

だから3つの悩みのうち、最も優先して解決しなければいけないのは人間関係の悩みなのだ。

もっとも解決するのが難しいとも言える。

お金の問題や健康の問題のように解決策が用意されているわけではないので、自分がどんなに頑張っても相手を変えることはできない。

唯一の解決策は「断ち切る・逃げる」ことだ。

会社や組織に属している場合は、
簡単に断ち切ることができないが、
その理由の多くはお金の問題だと思う。

だから人間関係を断ち切る戦略の最初の一方は「稼ぐ力」を身に付けることだ。

パワハラ上司や情弱役員と同じ空間にいる時は「仮面の人形」となって「沈黙で抵抗」を貫く。

上司の質問や指示に対して答えないというのは難しいかもしれないが、相手の話に肯かないだけでも抵抗になる。

顔を合わせる時も無駄に感情を乗せず、
必要最低限の受け答えに徹する。

余計な会話やプライベートな話は一切しない。

もし相手が「気に入らない顔してるな」とか、
「仕事なんだから、きちんと答えろ」
などといった場合には、すかさず手帳を取り出して「何かを書いたフリ」をする。

こういったパフォーマンスは非常に効果があり、相手が狼狽するのを見るのも楽しいものだ。

自己実現:人的資本の成果

自分の力で稼げるようになれば、
そのような環境から抜け出し、
本当に自分がやりたいことに集中できる。

この時が人的資本が最も輝く瞬間だと言える。

人的資本が充実すれば自然と金融資本や社会資本も増えるので、幸せのカタチを自ら選べるようになる。

それはまさに自己実現のプロセスとも言えるだろう。

まとめ:3つの資本で幸せを手に入れる

私たちは3つの資本を持って生活している。

それらの資本は互いに影響を与え合い、
私たちの人生を豊かにしてくれる。

どの資本にも偏り過ぎず、バランスのよい幸せのカタチを追求する。