リモートコンサルの成功戦略

リモートコンサルの ビジネスモデル

当たり前の話だが、コンサルタントの仕事で最も手間がかかるのはクライアントの獲得だ。

私が目指しているローコストで海外セミリタイア・サイドFIREを実現するには、全ての仕組みがWEBベースで構成されてリモートワークで完結するコンサルタントやサロンの主催者が最も適したビジネスモデルとなる。

クライアント獲得のプロセス

どんなビジネスでも、商品やサービスを販売するためには、見込み客の集客→情報提供→販売→顧客がの4つのステップを踏む。

第一段階の集客は「商品を買いたい人」を集めるのではなく、「商品に関心のある人」を集めることだ。

マーケティング手法の重要性

こういった人たちのアタマの中には、私たちが提供するサービスと競合する様々なサービスやシステムの情報が入っている。

だから第二段階での情報提供では、
それらの競合する様々なサービスとの違いをアピールすることが主眼となる。

信頼性の構築と 行動心理学の応用

会社が宣伝費や営業経費をかける場合でも、
私たちのようにセミリタイアを目指しているフリーランスや個人事業主が行う場合でも、同じプロセスを踏む。

しかし、この段階で商品やサービスの利点ばかりを強調しても何の意味もない。

会社や企業であれば組織そのもののブランド力や信頼性あるが、フリーランスや個人事業主の場合は信頼性を獲得することが第一歩となる。

具体的な方法としては、
ライフログ型ブログで、
自分が提供するサービスへのこだわりや、
なぜこのサービスを提供するのかという理念や熱き思いを徹底的に語り続けることだ。

しかし、単に熱き思いを延々と語り続けても、人の心には開かない。

そこには、テクニックや一定のパターンが存在する。

そのベースとなるのか「マーケティングのバイブル・影響力の武器」で紹介されている様々なテクニックだ。

以前にも紹介した「類似性による好意」という概念の具体的の使い方を教えよう。

「人は好意を感じている相手に対してイエスという傾向がある」という心理をもとに、好意を感じる要因の1つである「類似性」に着目した戦略だ。

高級外車とか注文住宅などの超高額商品を扱う営業マンは、面談や会話などから見込み客の趣味などを巧みに情報集めて、そのお客さんがショールームなどに来店される場合に、さりげなく、その見込み客の趣味に関係する雑誌や小物などを部屋に置いておいたりするのだそうだ。

何しろ一件が数千万円の商品だから、
1人の見込み客に対しても、アプローチのシナリオ作りや演出には相当な時間や労力をかけている。

例えば、ゴルフ好きの人がショールームに来たときに、応接セットもテーブルや書棚にゴルフの雑誌が置いてあれば、誰でも悪い気はしないだろう。

私たちはWEBとリモートで完結するビジネスモデルを目指しているので、
そういった事はできないが、会
話のハシはしに相手との類似性を強調するような世間話や、ちょっとしたトピックを挟む事はいくらでも可能だ。

例えば、クライアントや見込み客の趣味が釣りだとした場合、何のひねりもなく「私も釣りが好きなんですよ」と言ってもも、それが作り話であれば、すぐに馬脚を現してしまう。

そうではなく、「私の先輩が釣りが好きで」とか、「釣り好きの人は忍耐強いと言いますよね」というような形で会話を作るわけだ。

これぐらいの話術ならば誰でもできる。

簡単な話術とは言え、そのベースが行動心理学などに裏打ちされたものであれば、大きな効果を生むことになる。

面談や会話の中に趣味の話を盛り込むだけではなく、オンライン面談で使うZOOMやGoogleミートの壁紙に相手の趣味に合ったものを使うというのも今風のテクニックになる。

例えば釣りが好きな人との面談の時に、
壁紙が海や川のものであればその後の会話の糸口を掴むのも楽になるだろう。

世の中に手っ取り早くお金が手に入るようなビジネスはないし、仮にあったとしても、一瞬にして賞味期限が終わる。

そうではなく、生涯現役で収入を得るためには、それなりのビジネススキルと、こういった行動心理学に根ざしたしっかりとしたマーケティング手法が必要なのだ。