海外ノマド生活の始め方

海外でセミリタイア生活を始めるまでには、様々なプロセスを踏むことになる。

パスポートを持っていない人は、まずパスポートを取得することから始まり、そこから様々なステップを踏んで、最終的に「好きな時、好きなところで、好きなだけ働く」という海外ノマド生活を実現することになる。

ノマド生活のあるべき姿

ノマド生活といっても、バックパッカーのようにリュック1つで世界一周をするという生き方ではなく、気に入った場所があれば1年でも2年でも同じところに住み、その後の経済情勢の変化や収入の変化などに応じて、ときには生活環境のグレードアップ、ときには予算に応じた柔軟な対応が出来るような生活だ。

会社勤めで様々な制約がある中から、これらのステップを踏み、理想の生活を実現するためにはどのような手順が必要かを考えてみた。

小さな成功体験の積み重ね

どんなことでも「小さく始めて、大きく育てる」という考え方が必要なので、最初は小さなステップで構わない。
ビジネスの進め方や自己実現の方法などでよく言われるように、「小さな成功体験を積み重ねる」という事は重要だ。

だから海外ノマド生活での最初の小さなステップは、まず「海外旅行に出る」ということだ。

最初の一歩:短期の海外旅行

日本では10年ほど前から若い世代のパスポート所有率が減り始め、「海外に行ったことがない若者」が増えてきた。
これには様々な理由があるが、とにかく最初の第一歩は海外旅行になる。

最初の第一歩なので、取り敢えず行き先も期間も全く考えずに、行きたいところに行ける期間だけいけば良いと思う。
とは言え、行きと帰りに深夜便を使う1泊4日の弾丸旅行のようなものは避けた方が良い。

目的が将来の海外でのセミリタイア生活の実現なわけだから、できれば3泊4日位の日程が欲しい。
色々な観光地を回るとか、いろいろなものを体験することよりも、最初はとにかく低予算で行けることを優先にした方が良い。

東南アジアの場合、香港や上海、台北などを経由するとかなり割安の航空券が手に入ることがある。

そういった乗り継ぎの経験や空港で長い時間を過ごすことも、将来の重要な経験になるので、とにかく最初は低予算を目指してほしい。
もし可能ならばゲストハウスやドミトリーなども試してみて欲しい。

1週間の連続休暇を目指して

こういった形で少しずつ海外旅行に慣れてきたら、次の段階では1週間の連続休暇を目指す。
会社勤めでは好きなときに休むことができない人も多いと思うが、その場合は割高になることを覚悟で年末年始やゴールデンウィークなどでも良いので、とにかく1週間を目標にする。

7日間でも8日間でも良いのだが、目的は「三日間の何もしない時間」を確保することだ。
三日間という日数に特にエビデンスがあるわけではないのだが、災害などで言われるように「体調が急変する72時間を参考にした。

海外拠点での72時間

短い海外旅行を何回か繰り返し、ある程度土地勘がついてきたら、将来の海外拠点候補を選び、そこで三日間、何もしない時間を作る。
おそらく殆どの人が3日目位には「ちょっと飽きてきた」「仕事は大丈夫だろうか」などと考えるはずだ。この感覚や経験が重要で、ここで自分がどう反応するか、どう行動するかが非常に重要となる。

有害な人間関係や時間の制約から解放される事は重要だが、それ以上に重要な事は「自分らしさを守り続ける」ということだ。
そのためには本当の自分を知ることが必要で、そういった上では、海外という環境の中で72時間何もしない時間というのは、必ず何かをが発見できると思う。

低予算旅行の重要性

年に何回も1週間の海外旅行を繰り返すのは難しいと思うが、ここでも極力低予算を心がけ、ゲストハウスやドミトリーなどて、何のストレスもなく暮らせるようになると、経験値の上がり方が大きくなる。

同じ会社勤めでも、例えば転職をする場合や、新しい職場に移る場合などは絶好のチャンスだ。

働き方改革で可能となった週休3日制などがか可能な職場なら、週のうち四日間は10時間労働になるが、残りの三日間は休みだ。そこに祝日や有給休暇を組み合わせれば、かなり柔軟な海外滞在計画を立てることができる。

年末年始はゴールデンウィークではなく、閑散期やローシーズンと呼ばれる安い期間に海外に出ることができれば、かなりのローコスト化が可能となる。