海外生活は憧れるけれど、日本が恋しくなって耐えられなくなるのでは。そんな不安を持っていませんか。
実は、日本的な暮らしがすぐ手に入る街もあります。 今回は、私が拠点にしているバンコク・プロンポンでの日常を、そのままお伝えします。
世界一、日本人が暮らしやすい街
15年間、日本と海外を行き来してきましたが、バンコクほど住み良い街を私は知りません。
日本人向けの生活インフラが整っているという点では、世界一と言っていいでしょう。外務省の調査では、バンコクにはロサンゼルスに次ぐ約5万人の日本人が暮らしているそうです。仏教やお米の文化、日本との時差の少なさ、気候まで含めて、私の中ではダントツの一位です。
同じバンコクでも、エリアによって顔はまるで違います。世界有数の観光都市だけあって、サイアムやアソークのあたりは観光客で溢れかえっています。その中で私が腰を落ち着けているのが、日本人街として知られるプロンポンです。
フジスーパーが徒歩圏に3店舗ある街
今の拠点は、プロンポンのソイ39にある小規模なサービスアパートメントです。
このエリアの一番の売りは、圧倒的な日本人向けインフラの充実です。その象徴が富士スーパーで、今の住まいからは1号店・2号店・4号店までが徒歩圏にあります。
隣のアソークからトンロー、エカマイあたりまでの一帯には、高級寿司店も焼肉も天ぷらも、日本人向けのカラオケまで揃っています。
プールやジムのある高層コンドミニアムではなく、あえて7階建ての小さなサービスアパートメントを選びました。
エアビーで見つけた物件です。居酒屋か韓国料理店か中華が2軒以上、スーパー、そして駅が徒歩圏にあること。これが私の拠点選びの基準です。
ニラレバ定食が、至福の時になる
海外で暮らしていると、日本的な生活がたまらなく恋しくなる瞬間があります。

昨夜も、コンドミニアムのすぐ近くにあるマンガ喫茶へ行き、ニラレバ定食を食べました。この瞬間は、まさに至福の時です。
ただ、毎日そんな生活をしていては意味がないので、「週に1回の楽しみ」という位置づけにしています。カレーや味噌ラーメンを食べるときにも、ふと日本を感じます。
便利さの代わりに、安さは消えた
もっとも、良いことばかりではありません。
フジスーパーの食料品は、地元のビッグシーやロータスより2割ほど高くつきます。そして最近の物価高と円安で、かつての「安さ」はほぼ消えました。
居酒屋にいたっては完全に日本より高く、変な話ですが「居酒屋に行くのが週に1回のご褒美」のようになってしまいました。
それでも、変化に合わせて暮らしていく
安さが魅力だった時代は、確かに過去のものになりつつあります。
ですが、これは過去15年ずっと経験してきたことです。物価も為替も、絶えず動き続けます。その変化に合わせて柔軟にライフスタイルを変えられることこそ、ノマド生活者の生きがいであり、宿命でもあります。
日本が恋しくなっても、プロンポンならすぐに日本を味わえる。安さは薄れても、この安心感は残っています。海外生活の不安の多くは、逃げ場があると分かるだけで、かなり軽くなるものです。
まずは、自分にとっての「週1回の至福の時」が何かを、考えてみてください。
