東南アジアと日本往復する生活を始めてから10年以上になる。
初めてのタイ訪問と夜の街の楽しみ
初めてタイの首都バンコクを訪れたのが2014年で、最初は何から何まで楽しいことの連続だった。
とにかく見るもの聞くもの全てが新鮮で、特に夜の街は楽しいことばかりだった。
ゴーゴーバーやコヨーテ、美しいお姉さま方がひな壇にずらりと並ぶ高級ソープなど、毎日ハシゴをして歩いていたものだ。

コロナ後の生活スタイルの変化
そんな生活がコロナまで5年ぐらい続いたが、いつの間にか飽きが来て、最初の頃のようなドキドキ感や充実感がなくなってきた。
これは当たり前のことだし、極めて健全なことだ。
夜遊びの回数が激減した分、1人でのんびりとする時間が増え、毎日午後になるとプールでのんびりしたり、夕方の早い時間からロコフードの屋台で食事をしたりと、絵に描いたようようなセミリタイアライフを送るようになった。
コロナで自由に往復できなくなるまでは何から何まで新鮮で本当に楽しかったが、コロナを境にして生活スタイルが大きく変わり、2週間から1ヵ月ごとに住む場所を変える生活を始めた。
持ち物の見直しとミニマリストへの道
その結果、身の回りのものが劇的に少なくなり、何とも言えない身軽感を感じている。
最近、つくづく思う事は
「人生や生活で本当に必要なものはなんだろう?」
ということだ。
私はミニマリズムを目指しているわけではないが、結果的にミニマリストに近づいている気がする。
少し前に、20代の日本人冒険家がヨットで単独無寄港の世界一周に成功したというニュースを聞いた。
この時に思った事は、「スペースに限りがあるヨットに何を積み込んだのだろう?」ということだ。
食料は約300日分で1トン以上になったという。
また、イーロンマスクが経営するスペースXのスターリンクでインターネットに繋いでいたそうだ。
食べ物とインターネット、この2つはよくわかる。
今の時代、どんなにミニマリズムを追求したとしても、この2つは絶対に外すことができない。
もちろん「ネットは不要」という人もいるかもしれないが、現実的には食べ物とネットは不可欠だ。
ヨットで世界一周という極限の状況では、衣類や医薬品なども特別なものを積んでいたと思うが、普通の人間が普通に生活していく上では、衣類も医薬品も最小限で良い。
必要最小限の持ち物で暮らすセミリタイア生活
実際に私の海外生活で持ち歩いているのは、衣類は通気性の良いトレーニングウェアのようなカジュアル衣料3組だけ、風邪薬や頭痛薬など最小限の常備薬だけだ。
荷物を少なくすることが趣味や生きがいのレベルになっているので、「何が必要か」、「どうしたら軽くできるか」ということを毎日考えている。
そうすると、究極の姿は「スマホだけ」という結論に達した。
実際にはノートパソコン(Chromeブック)とiPad mini、iPhoneやバッテリーなど、いろいろなものを持ち歩いているのだが、どうしても1つだけ選べと言われれば、誰でもスマホを選ぶだろう。
そう考えると、必要な生活費は食費や住居費、最小限の衣類や日用雑貨の他にはスマホの費用だけということになり、これが生活固定費となる。
固定費を抑えたセミリタイア生活
セミリタイア生活を実践する上では予算管理は非常に重要だ。
私と同じようなフリーランスで生計を立てている人ならわかると思うが、1年か2年位ものすごく仕事がうまくいって、収入が良いこともあれば、その逆の時もある。
その時々の収入の具合によって生活をコントロールするには、できるだけ生活固定費を下げ増減可能な変動費の部分を多くすることだ。
通常、住居や食費は固定的な経費と考えられがちだが、それは選択肢が少ないからだ。
東南アジアの物価はかなり安いが、外国人向けの高級コンドミニアムやレストランなどもたくさんあり、選択肢の幅は非常に大きい。
収入の殆どが家賃や食費で消えてしまうよう固定費の高い生活は非常に息苦しい。
私が海外生活で強いリラックス感を味わえるのは、この選択肢の多さだと思っている。

