ミニマリズムとセミリタイア生活

人間の様々な欲求のレベルを分析した、有名なマズローの5段階説では、最高レベルの欲求は自己実現とされている。

セミリタイア生活の自己実現

これに沿って考えると、私の場合は海外でのセミリタイア生活を続けることが、自己実現の道を歩んでいるようだ。

様々な制約から解放され、好きなことを仕事にしたビジネスモデルが確立すると、目指すのは「この状態をできるだけ長く続ける」ということになる。

そのために必要な事は、健康・稼ぐ力・メンタルの維持のようなことになる。

その中でもメンタルの維持は最も大事で、ここ数年、私が強く意識しているのは、ミニマリズム的な生き方だ。

ネットなどで出てくるミニマリズムの考え方は、環境意識とか自己啓発的な匂いがするので、あまり好きではないのだが、実際問題として持ち物を少なくすると、心が軽くなるのは事実だ。

ミニマリズムの効果

私の実践している海外セミリタイア生活は、日本と海外を往復するデュアルライフであり、住む場所を決めないノマド生活なので、持ち物は少なくて軽い方が便利だ。

こういった物理的なメリットも大きいが、もっと大きいのメンタルへの影響だ。

日本での生活でも、海外のノマド生活でも、部屋の中がシンプルになると、雑念が少なくなる。

人間の思考には潜在意識が強く関わっており、目に見えるものから発信される情報量は膨大な量になる。

そういった大量の情報が潜在意識に蓄えられ、それらが常に脳を刺激するため、良い意味でも悪い意味でもメンタルに負荷がかかる。

瞑想にしてもマインドフルネスにしても、雑然と散らかった部屋で行うことはなく、できるだけ潜在意識に入る情報が少ない環境で行うのはそのためだ。

持ち物を少なくするメリット

その反対に、自分の目標や夢をイメージした写真や絵を見つめていると夢が叶うというような自己啓発セミナー的な話もある。

これはあながち荒唐無稽なものではない。

こういったカタチで潜在意識に目標に沿った情報を蓄えていくと、日常生活のいろいろな場面で目標を叶えることに役立つような情報やヒントを見落とすことが少なくなる。

その結果、夢が叶う確率が高くなるという仕組みだ。

それはともかくとして、まず雑念を少なくするには潜在意識に入る情報量を少なくすることが大切で、持ち物を少なくするというのは非常に便利な方法だ。

大げさな言い方になるが、私が目指す海外セミリタイア生活は、生涯現役で働き続けると同時に労働時間をできるだけ少なくしていくという、二律背反のような壮大なプロジェクトを進めているということもできる。

そのためには自分の意志力とかメンタル力など、限られた人的資本を最大限に稼働させなければならない。

メンタルを保つテクニック

雑念や不要な情報をできるだけ少なくするという事は、限られたリソースを最大限に活用するということになる。

雑念を払う方法は持ち物を少なくする方法だけではなく、いろいろなテクニックがある。

海外ではあまり使わないのだが、日本にいるときは「できるだけ人の顔を見ないようにする」というのも便利のテクニックだ。

人間だけではなく、動物全てに共通することだが、顔面の情報量は膨大だということだ。

動物でも人間でも闘争状態にあるときは、お互いに顔を睨み合い、表情や視線の方向、まつ毛の動きなど、膨大な情報を得て攻め方や逃げ方を計算しているのだ。

だから雑踏ですれ違う人の顔を見ている場合には、脳の計算量は膨大なものとなる。

こういった時には少し視線を上にあげて、視界に他人の顔が入らないようにすると、非常に心が軽くなる。

こうやって、潜在意識に入り込む不要な情報をできるだけ少なくすることがメンタルを穏やかに保つ秘訣であり、人的資本(稼ぐ力)を長持ちさせるテクニックだと思っている。