低コスト戦略と海外生活の選択
早期FIREを実現する合理的な戦略は、できるだけ生活固定費を低く抑えることだ。 日本だけで考えれば節約とか緊縮生活になるが、このブログで書いているように、物価の安い国で暮らすことを考えれば、新しい戦略が見えてくる。 日本の物価水準は世界で30番目位だから、日本より安い国はたくさんある。 とは言え、治安や社会インフラ、医療やQOL (生活の質)を考えると、安ければ良いというものではない。
アジアの生活コストと拠点選び
一人当たりGDPも参考になるのだが、都市と農村部の生活費は大きく違うので、一概に比較することはできない。 例えば、私が拠点にしているタイの一人当たりGDPは7500ドルだが、ベトナムは4500ドル、カンボジアは2500ドルだ。
しかしベトナムのホーチミンシティーでも、カンボジアの首都プノンペンでも、外国人として市内中心部に住むならば、十分な生活レベルが確保できる。
だから生活拠点を選ぶ事は非常に重要で、それには経験値を高めるしかない。
私も、バンコクを拠点と定めるまでは、いろいろな都市で過ごしてみた。 大雑把な基準だが、訪問回数5回以上、通算滞在日数30日以上で区切ると、大連、上海、バンコク、プノンペン、ホーチミンシティーの5つだ。
都市の雰囲気と気候の影響
これらの5つの都市は、どこも「住んでみたい」と思う街だが、まず最初に壁にぶつかったのが季節というよりは寒さだ。 中国東北部の大連は当然だが、上海の冬もかなり厳しい。
季節や気候は当たり前なのだが、もう一つ、大事なポイントが「街の硬さ・柔らかさ」だ。
人柄なのか、その街の歴史なのか、その辺はよくわからないが、気候とも相まって街の雰囲気は全く違う。 言葉で表現するのは難しいのだが、大連=硬いが馴染みのある日本の香りがする、上海=少し敷居が高い、バンコク=柔らかくて、ゆっくりした感じ、プノンペン=素朴だが街が狭い、ホーチミンシティ=過ごしやすいなどが第一印象だ。
気候と文化が生み出す心地よさ
バンコクが「柔らかくて、ゆっくりした感じ」がするのはなぜだろうといつも考えるのだが、ある日、ふと思いついた。
それは日課にしている朝のウォーキングに出かける時、ベッドから起きて窓の外を見た時だ。
タイは赤道に近いため、昼と夜の長さの違いが日本ほど激しくない。
だから秋から冬にかけて、日本では日没が早くなり、夕暮れ時の気分は寂しい気持ちになり、いろいろな不安感が募ってくる。
逆に、春から夏にかけてはだんだん日の出が早くなり、気持ちがワクワクしてくる。 そういった変化の大きいか少ないかが、人の気持ちに影響を与えるような気がする。
気温も同じで、日本のようにマイナスから40度までの変化がある場合と、最低気温が20度から40度位で推移する地域では「変化に対する人々の気持ちの移り変わり」が違うのだと思う。
一般的には「女性の方が変化を好まない」と言われているので、全く理論的ではないが、なんとなくタイが女性的な国なのかもしれない。
そう考えてみると、LGBT系の人が多いというのも関連があるかもしれない。
その他、食べ物の影響もあるだろう。
東南アジアの各国では、お米でも果物でも野菜でも豊富に取れるので、日本のように「追われるように働く」という切迫感が少ないのかもしれない。


