■多国籍な出会いの場
海外での生活の醍醐味は、いろいろな人間と知り合えることだ。今回はベトナムのホーチミンで5泊6日の短い滞在だったが、日本人とは全く会うことはなかった。
会うことはないどころか、すれ違うことや日本語を耳にすることすら殆どなかった。
日本人が嫌いなわけではないのだが、海外にいる時は、できればノイズを避けたい。その反面、今回の滞在ではいつもより外国人との出会いが非常に多かった。
■東ドイツから来たベトナム愛好家
最初に出会ったのは東ドイツから来ている、ベトナムが大好きな40歳位の男性だ。
彼のベトナム好きは相当なもので、左手にベトナム地図のタトゥーをしている。

若い頃に社会主義や共産主義を学び、今でもその考え方を保っているようだ。だから、社会主義国家建設を成し遂げたベトナムが大好きで、3回目の訪問なのだという。
彼とはミニストップの前でビールを飲んでいる時に出会った。
■コンビニ前での国際交流
ホーチミンの中心地のコンビニは日系が圧倒的に存在感が高く、韓国系や現地系は非常に少ない。バンコクのようにセブンイレブン一強ということではなく、ミニストップやファミマも頑張っている。
そこで1缶13Kドン(約80円)の缶ビールを飲みながら1時間以上も話をした。
東南アジアの各都市では、どこでもバーのカウンターに座ってビールを飲みながらピープルウォッチングをするツーリストが多いが、こうやってコンビニの前にベンチが置いてあるのは非常にありがたい。
わずか13Kドンで、バーで飲んでいるのと同じようなピープルウォッチングができるのだから、たまらない。
■バイク乗りのベルギー人
次に出会ったのは同じゲストハウスに泊まっているトルコ系のベルギー人だ。
彼はバイクであちこちを回っており、ベトナムの後はカンボジアからラオスに向かい、またホーチミンに戻ってくるという。
彼の話によれば、ホーチミンでバイクを購入して、また帰ってきた後にそれを売却するのだという。考えてみれば、これはレンタルであり、非常によくできた仕組みだと思う。
東南アジアのバイク市場は日系の圧勝で、特にホンダのシェアが高い。彼はホンダの大ファンで、カワサキやスズキは「問題外」と言い切っていた。
■ロシア人女性との出会い
その後に知り合ったのは、ロシア人の中年の女性だ。
彼女はゲストハウスのベッドが向かい側で、驚くことに仙台や新潟の地名を知っていた。ウラジオストクに近いということもあり、「絶対に来るべきだ」と何度も言っていた。
ロシア人独特の訛りのある英語は少し聞きづらかったが、それでも話しているうちに慣れてくる。
こういったブロークンな英語でも、いろいろな会話ができるのがゲストハウスの醍醐味だ。

