「18世紀のゴールドラッシュで最も利益を得たのは、金を掘った人ではなくジーパンを売った人だった」。 この有名な話を聞いたとき、私はハッとした。 AI革命の今、金を掘る人は山ほどいる。 でも、AI学習者にジーパンを売る人は少ない。 そこに大きなチャンスがあると気づいた。
ゴールドラッシュのジーパン屋理論をAI時代に応用する
1849年のカリフォルニア・ゴールドラッシュで、リーバイ・ストラウスは金を掘らずにジーパンを売って大成功した。 金を見つけられるかは運次第だが、ジーパンは金を掘る人全員に必要だったからだ。

現在のAI革命も同じ構造だ。 誰もがChatGPTやClaude、画像生成AIを使いこなそうと必死に学習している。 しかし、その学習過程で困っている人、つまずいている人が無数にいる。 私はそこに着目した。
具体例を挙げよう。 50代の経営者がChatGPTで業務効率化を図ろうとしている。 しかし「どう質問すればいいかわからない」「返ってきた答えが使えない」と悩んでいる。 そこで私は「50代経営者のためのChatGPT活用講座」を企画した。
内容は特別なものではない。 私が実際に試行錯誤しながら身につけた、プロンプトの書き方、使えない回答への対処法、業務に応用するコツなどだ。 しかし、同世代で同じ悩みを持つ人にとって、これは金塊のように価値があった。
月額5,000円のオンラインサロンに50人が参加。 月25万円の安定収入が生まれた。 私は新しいAIツールを学ぶ必要があるから、どちらにしても学習は続ける。 その学習過程を共有するだけで収入になる。 まさにジーパン屋モデルだ。
学習プロセス自体をコンテンツ化する仕組み
従来の教育コンテンツは「完成品」を売るものだった。 「エクセル完全マスター講座」「英語ペラペラになる方法」など、すでに習得した人が教える形式だ。 しかし、AI時代は違う。 技術の進歩が速すぎて、完成品を作っている間に陳腐化してしまう。
そこで私が始めたのは「学習ライブ配信」だ。 新しいAIツールが出たら、その場でダウンロードし、使い方を調べながらリアルタイムで配信する。 視聴者と一緒に「うまくいかない」「これはすごい」「こんな使い方もできる」と体験を共有する。
例えば、画像生成AI「Midjourney」が話題になったとき、私は何も知らない状態から始めた。 アカウント作成でつまずき、プロンプトがうまく書けず、思った通りの画像が生成されない。 その全過程を2時間のライブ配信で共有した。
結果は予想以上だった。 「一緒に学べて楽しかった」「失敗するところも見られて安心した」「次回も参加したい」という声が続々と届いた。 投げ銭機能で3万円の収入があり、後日、録画版を1,000円で販売して50本売れた。
学習プロセスをコンテンツ化する利点は3つある。 第一に、準備時間がほぼゼロ。 第二に、失敗も成功も等しく価値がある。 第三に、視聴者との距離が近い。 「先生と生徒」ではなく「一緒に学ぶ仲間」という関係性が築ける。
