配当型ETFの魅力とメリット
FIREを目指してる人たちの中には高配当株や配当型ET Fでの資産形成を続けている人が多いと思う。
FIRE達成までの間はコツコツと積み立てを続け、
配当も再投資に回しているはずだ。
AmazonやAppleなどの成長株投資やナスダック100指数に連動するQQQなどはマーケットの動きに連動するため、
毎日の株価の動きで一喜一憂することが多い。
そのため長期継続投資が有利とわかっていても、
暴落に見舞われたときに怖くなって売ってしまったり、
継続投資を止めてしまう人が多い。
暴落時の心理効果とインフレの影響
それに比べて配当型の株式やET Fの場合は相対的に値動きも小さいし、何よりも毎月(四半期毎)確実に配当金や分配金が入金されるので、相対的に継続へのモチベーションが高くなる。
もちろんマーケット全体が下落すれば、価そのものは下落するのだが、急に無配になるような事は無いし、分散の効いたETFであれば配当がなくなる心配はほとんどない。
さらに心理的効果を高めるのは、
マーケットが暴落したときに株価が下落すれば、
相対的に配当利回りが高くなる。
これはあくまでも見かけの問題だが、
心理的な影響は非常に大きい。
こういったモチベーションが配当型ETFの継続投資のメリットだ。
インフレを加味した投資戦略
しかし、ここで注意しなければならないのは、
インフレと言う魔物に対する警戒だ。
例えば米国ハイイールド社債ETFの双璧であるHYGとJNKで毎月分配金を得ている人も大勢いるだろう。
2つのETFの5年トータルリターンは2024年11月時点では
HYG3.50%、JNK3.52%
となっている。
なかなか素晴らしい数字のように見えるが、
実はこの5年間には3~5%のインフレが進んでいる。
トータルリターンでも実質価値が目減り
5年前を100とすると、現在の米国消費者物価は122となっているので、JNKやHYGの実質価値は目減りしていることになる。
これは分配金を再投資した場合のトータルリターンでも、
実質価値が目減りしていると言う意味だ。
この図は5年前の株価を100として、毎月の分配金を再投資した場合のトータルで株価がどれぐらい上昇したかを表したものだ。

この5年間のインフレは、5年前に100ドルで変えたものは、5年後には122ドル出さなければ買えないということだ。
そういう視点から見ると、HY GやJNKをいくら投資を続けても、同じようにインフレが進む限りは、FIREどころか、毎年のように資産が目減りしていくことになるのだ。
こういったインフレ率を加味した実質価値の増減が重要であり、これを無視してFIREを達成することはできない。
配当型ETFでFIREを達成しようとすれば、
リスクの高いVYMなどに投資しなければならない。
債権だから安心、ETFで分散しているからリスクが低いという視点でHYGやJ NKを選ぶのは正しい判断だが、
インフレを加味した実質価値が目減りしているということを忘れてはならない。

