東南アジアで始めるセミリタイア生活の7段階

行く・観る・過ごす・通う 暮らす・住む・根を下ろす

日本と海外を往復しながらのセミリタイアライフを始めてから15年近くになるが、いま拠点にしているバンコクに暮らすようになってから8年になる。

セミリタイア生活の背景と始まり

バンコクを拠点と定めるまでは、いろいろな都市で過ごしてみた。

大雑把な基準だが、これまでの訪問回数5回以上、通算滞在日数30日以上で区切ると、大連、上海、プノンペン、ホーチミンシティー、バンコクの5つだ。

大連での常宿はマンハッタンマンションやホリデイイン、上海では愚園支路の世紀時空大厦(ダーシャ=ビル)や中山公園近くのサービスアパートメントを常宿にしていた。

プノンペンやホーチミンシティーでは、ゲストハウスや二つ星の安宿などを色々と回ってみた。

もともと1カ所に腰を落ち着けるつもりはなかったのだが、だからといって、バックパッカーのような生活を目指したわけではない。

私が目指しているのは「生涯現役で、ゆるく長く働き続ける」ということで、それが実現できるならばどこの街でも良い。

街との関係性を深める7つの段階

こうやって15年近く東アジアを色々と回ってみて、暮らし方や住み方には7つの段階があるような気がする。

「行く・観る・過ごす・通う、暮らす・住む・根を下ろす」という7段階だ。

 

最初は「その街に行く」段階だ。

仕事や会議、あるいはトランジット(乗り換え)などで1日か2日だけ滞在する場合だ。

この場合は街の雰囲気を肌で感じるのは少し難しい。

次は「観る」の段階で、いわゆる観光旅行になる。

3泊とか4泊のツアーでいろいろな観光地を巡り、地元の料理を食べたりするような滞在だ。

この段階で、その街を気に入った場合は「次はツアーではなく、自分で来てみようか」と考える人もいるだろう。

自分で飛行機やホテルの予約ができない、あるいは現地での滞在が不安な場合は「フリータイムの多いツアーにしよう」と考えてもよいが、この段階は「過ごす」だろう。

そして「めちゃくちゃ気に入った」となると、次の段階は「通う」ということになる。

最初に書いた5つの都市は、このパターンに当てはまるのだと思う。

通う理由はいろいろで、バンコクのゴーゴーバーにハマる場合もあるし、ホーチミンやプノンペンのカジノにはまる場合もあるだろう。

物価が安いので、雑貨や食料品の買い付けに通う人もいる。

この段階を続けていると、飛行機代とかホテル代とか考えると、通うのは予算オーバーだから「住むかな?」と考える人が出てくる。

ここで問題になるのがビザとか居住権の問題だ。

バンコクを拠点とする生活の利点

私のリピートステイは、1回の滞在がだいたい6週間位なので、ビザなしでも、隣国のラオスやカンボジア・ベトナムに出て、また戻ってくれば数ヶ月の滞在は可能だ。

私はコロナ前にバンコクでミニホテルを経営していたので、ビジネスビザもワークパーミットもあったが、コロナ後はリタイアメントビザに切り替えた。

しかし、私はいろいろな街を巡りながら、住居を定めない生活、いわゆる海外ノマド生活を実践しているので、「通う」と「住む」の中間の「暮らす」という段階になる。

さらに次の段階になると、駐在員やビジネスを展開している人たちなどのように、ビザだけではなく、コンドミニアムやアパートを借りて「住む」段階に移行する。

こういった人たちの中には、日本の住民票を抜いている人も多い。

ビザや住居の問題と解決方法

最終段階は「根を下ろす」段階だ。

この段階になれば、日本で住民票を抜くというレベルではなく、現地の永住権を獲得して身も心も現地化する。

どの段階が理想かわからないが、こうやってレベルを分類していくと、色々と経験値を高めるのに役立つのではないかと思う。