ゆるミニマリストの誕生
私はミニマリストではないのだが、10年以上、日本と海外の往復生活を続けているうちに、いつの間にか「ゆるいミニマリスト」になってしまったようだ。
今の私のライフスタイルは海外での生活がメインで、日本にいるときは、次の海外渡航の準備や計画が主になっている。
もちろん日本でしかできないビジネス上の案件もあるし、スタッフや外注先と打ち合わせをしたり、食事をしたりするのも大事な仕事だが、個人的には自分のライフワークである「低予算の海外生活」を探求するための計画作りに力を注いでいる。
渡航準備が楽しい理由
コロナを境にライフスタイルが大きく変わり、それまで1ヵ月の半分ずつを日本と海外で過ごしていた形から、3ヶ月ごとに往復する形に変えた。
1回の渡航は6~7週間が基本になるので、持ち物の準備や仕事の段取りなども相応の手間がかかる。
「足りないものは海外で買えば良い」と考える人もいるかもしれないが、ローコストライフを送るためには、極力海外での出費は抑えるようにしたい。
そのためには、日本国内にいる時の準備や段取りが大事で、その作業は非常に楽しいものだ。
冒険家や登山家には及びもつかないが、いろいろな備品をコンパクトにパッキングしたり、必要なものと不要なものを振り分けたりする作業は非常に楽しい。

荷物を減らす工夫とミニマリズム
持ち運ぶ荷物もだんだんコンパクトになり、今は40リットルのキャリー1つと15リットルのリュック1つだけだ。
以前は25リットル位の大きめのリュックを使っていたが、東南アジアを拠点にすると衣類が少なくて済むので、荷物もどんどんと小さくなる。
日本と海外の滞在日数は6対4位だが、自分の中で「メインの生活は海外」というイメージを持っているため、日本にいる時が「仮の生活」のような感覚だ。
仮の生活というよりは、「日本も1つの滞在先」というような感じになってくる。
永遠の旅行者とミニマリズムの価値
永遠の旅行者という言葉がある。
3つの国を均等に渡り歩いていると、どの国にも税金を払わなくても良いという究極の節税スタイルがあるそうだ。
この場合はどの国にも居住しないということなので、日本でも住民票を抜かなければならない。
しかし、私にとっては日本の健康保険が使えなくなるのは大きな損失なので、住民票を抜くことは考えていない。
ライフスタイルは永遠の旅行者に近いが、税金対策ではなく、日本も1つの滞在先と考えている。
ミニマリズムの良いところは、少ないものだけで生活することで選択疲れや判断疲労がなくなり、心と体が軽くなることだ。
こういう形の最小限の荷物だけで、日本や海外を渡り歩く生活も、ミニマリストの1つの姿だと思う。

