マイル活用で交通費を半額以下に

海外セミリタイア生活で最も頭を悩ませるのが交通費だ。

日本と東南アジアを往復する航空券代は、年間で見ると決して軽視できない金額になる。
しかし、適切な戦略を持てば、この部分を大幅に圧縮できる。

筆者が5年間かけて構築してきた交通費最適化システムは、年間の移動費を従来の半分以下に抑えながら、快適性も確保している。

筆者が実践している「マイルの達人・リモートワーク・ローコストライフの3本立て」戦略において、交通費の最適化は最重要項目だ。 フリーエージェントとしての働き方と東南アジアでのリラックスした生活を両立させるには、移動コストを徹底的に見直す必要がある。

マイル活用による航空券戦略の実践

ここ数年、年に2~3回ほどホーチミンを訪れている。

目的地はバンコクなのだが、敢えてホーチミン経由を選ぶ理由がある。
マイルを貯めるだけでなく、最もコストパフォーマンスの高い使い方を追求した結果だ。

重要なポイントは、単純な直行便ではなく乗り継ぎルートを活用することだ。
これにより、マイルの節約と同時に空港税や燃油サーチャージも大幅に削減できる。

具体的な戦略として、早期予約による30-50%割引の確保、乗り継ぎ便の積極活用で直行便より20-40%のコスト削減、平日・深夜便利用で週末便より15-25%の節約、オープンジョー(片道ずつ異なる都市発着)の戦略的活用を実践している。

2024年の実例では、成田-バンコク航空券で直行便(ANA)なら往復15万円のところ、ベトナム航空経由でホーチミン乗り継ぎにすることで往復8万円に抑制。 節約額7万円は、バンコクでの1ヶ月の生活費に匹敵する。

実際の予約プロセスを詳しく説明すると、まず航空会社の公式サイトで価格をチェックし、次にスカイスキャナーやエクスペディアで比較検討。

最終的にベトナム航空の公式サイトで予約を完了している。 乗り継ぎ時間は3時間程度に設定し、万が一の遅延にも対応できるようにしている。

マイレージの効率的な貯め方と活用法

「マイルの達人」として実践している貯め方は、まずクレジットカード決済の完全集約だ。

ANA VISAワイドゴールドカードをメインに据え、年間300万円の決済で約30,000マイルを獲得。 海外利用時のボーナスマイルも見逃さない。

航空会社選択では、スターアライアンス便を優先し、安い航空券でもマイル加算率の高い予約クラスを選択。 ANAマイルに集約することで特典航空券の効率化を図っている。

ポイントサイト「ハピタス」や「ポイントタウン」も活用し、年間約10,000マイル相当を上乗せ。

年間50,000-60,000マイルを獲得し、東南アジア路線の往復無料航空券を年1-2回確保。 年間15-20万円の航空券代が実質無料になる計算だ。

マイル獲得の内訳を詳しく見ると、クレジットカード決済で30,000マイル、フライトマイルで15,000マイル、ポイントサイト経由で10,000マイル、ショッピングサイト経由で5,000マイルという構成になっている。

重要なのは、日常の支払いをすべてクレジットカードに集約することだ。