コロナ禍を乗り越えたバンコクで感じたこと ビジネスとリスクヘッジの重要性
コロナが終わって日常が戻ってきて3年になる。
タイの首都バンコクでも、
中止されていた有名なソンクラン祭りが、
2023年に4年ぶりに盛大に開催され、
多くの人々でにぎわったようだ。
いま振り返ると、私たち外国人以上にタイ現地の人々が大きな打撃を受けていたと思う。
2019年時点で、タイは年間4000万人の観光客が訪れる観光大国だった。
観光業に依存していた人々は数多く、
特にバンコクの観光業に携わる人たちは、
コロナで生活の基盤が崩壊したと言っても過言ではない。
夜の街からも完全にネオンが消え、
観光客でにぎわっていた盛り場は、
歩くのが少し怖いほど静まり返っていた。
バンコクのロックダウンで消えた観光客
タイのロックダウンは非常に厳しく、
バンコクの中心部でさえも人影がほとんど見えなくなるほどだった。
バンコクを訪れたほとんどの観光客が足を運び、
平日でも超満員が続くアソークのターミナル21と言う複合ビルでさえ、全く客が入らなくなった。

特にアソーク通り周辺のBTS駅の近くも、
普段は観光客や地元の人で溢れていたが、
まるでゴーストタウンのような雰囲気になった。
さらにタイへの渡航後は数週間の隔離が必要だったため、
2022年夏まではタイ以外に出国もできなかった。
私がバンコクで経営していたエアビーのミニホテルも、
この状況下で廃業に追い込まれた。
コロナで崩壊したビジネスと ミャンマー人メイドへの思い
コロナ禍で事業を閉じることになり、
そこで働いてくれていたミャンマー人のメイドには、
本当に辛い思いをさせてしまった。
彼女は私のホテルでの仕事を生活の基盤にしていた。
週末や祝日でも宿泊客がいれば出勤を頼むことも多く、
少し高めの給料を支払っていた。
そんな彼女が、廃業を伝えた際に
「このホテルでの仕事は楽しかった」
と言ってくれたことが、私の心に深く残っている。
現在は私がバンコク滞在中に仕事を頼んでいるが、
以前のよう収入にはならないので少し心苦しい。
コロナのような混乱がいつまた起きるかわからないが、
そのような状況下でも収益を保てるビジネスモデルの重要性を痛感した。
IT化ビジネスでのリスクヘッジと 新しい働き方
幸い、日本での私のメインビジネスである中小企業向けのITサポートは、コロナの影響でオンラインセミナーが普及し、受講者が倍増するという「恩恵」を受けた。
結果として、海外と日本でのビジネスが相互にリスクを分散する役割を果たした形だ。
しかし、これが常にうまくいくとは限らない。
生涯現役でい続けるためには、
常にさまざまなリスクを想定した準備が大切だ。
100%リスクを回避できるビジネスモデルはないが、
リスクヘッジの意識を持ちながら、
柔軟な働き方と安定した収益の基盤を築くことが、
これからの時代にはますます重要だと感じている。

