世界都市ランキングと東京

世界中の大都市の都市品質や評判・競争力などを評価する
Resonance Best City In The Worldと言うランキングが、毎年世界のベスト100都市を発表している。

この2023年版のランキングでは、1位ロンドン、2位パリ、3位ニューヨークに次いで、東京が4位にランクインした。

世界都市ランキングの意義

こういったランキングは世界中にたくさんあるし、日本国内のシンクタンクなどでも発表しているが、信頼性や客観性という点では、やはり世界標準のランキングの方が役に立つ。

アジアで100位までにランクインしたのは下記の13都市で、定期的に更新されている。
去年の秋頃には、わが仙台市も98位にランクインしていたのだが、今は圏外に落ちたようだ。

東京(4)、シンガポール(5)、ソウル(10)、北京(18)、大阪(45)、
バンコク(39)、台北(42)、香港(46)、上海(62)、釜山(67)、
名古屋(94)、ハノイ(96)、札幌(98)

このランキングはビジネスだけではなく、住みやすさや治安、清潔度や衛生面などを総合評価しているので、東京がシンガポールや香港よりも上位にランクされている。

東京の評価とアジアの主要都市

バンコクが29位で、大阪に次いで30位というのも何となくわかる気がする。

都市の成熟度やインフラの整備状況は大阪にかなわないが、街全体の活気や観光都市としての魅力は大阪よりもはるかに上だ。

このランキングにはレストランやショッピングというサブカテゴリがあり、バンコクはレストラン部門で世界16位、ショッピング部門では世界トップ5にランキングされているそうだ。

細かな評価基準はわからないが、街の魅力という面では大阪に匹敵する大都市ということだろう。

もっとも、バンコクが39位で上海が62位というのも少し差が開きすぎてる感じもあるが、まぁ1つの参考にはなる。

東アジアでは東京・シンガポール・香港が御三家というのが定番だったが、最近ではK-Popや韓国映画の大ブームで、香港に代わってソウルが御三家の一角に入っているようだが、ホテルの宿泊費にしても不動産価格にしても、この3都市は桁違いに高い。

バンコクの魅力と大阪との比較

だからといって住みやすいのかと聞かれれば、ソウル・香港や東京の比較的低料金のホテルなどは「狭すぎて息苦しい」ほどだし、屋台の食べ物なんかも安くはないので、私の考える海外セミリタイア生活には完全に対象外だ。

香港は中国に返還された当初は「これで香港も終わりだ」などと将来を懸念されたが、逆に中国経済の窓口として発展しており、市内の小さなワンルームマンションは最低でも日本円で1億円以上だという。

しかし、2023年9月に香港で起きた「100年に1度の大洪水」やソウル梨泰院の将棋倒し事故などを見ると、防災という面では東京に及ばないのではないかと心配になる。

もっとも東京にも首都直下型地震などのリスクがあるので、いずれにせよ、香港もシンガポールもソウルも東京も、ローコストのセミリタイアライフとは縁のない街だ。

このベスト100都市とは別のランキングだが、世界の金融都市ランキングではシンガポールが3位、香港が4位にランクインされている。

東京の未来と観光都市としての可能性

かつては、この二都市とアジアのトップの座を争っていた東京だが、今では上海や北京だけでなく、ソウルにも抜かれてしまい、23位まで順位を落としている。

世界の金融都市ランキングとベスト100都市の相関関係はわからないが、東京はビジネス都市としての魅力が低下し、福岡や仙台とともに観光都市・東京として生き残っていくのかもしれない。