インフレに備える資産形成と投資戦略
日本は長期にわたる経済停滞と賃金低迷によって、かつての経済大国としての地位を失ってしまった。
さらに、近年のインフレは、日本国内の資産価値の減少を加速させており、現金だけでの保有は資産の目減りリスクが高いといえる。
この現状を踏まえ、私たちはどのように資産を守りながら増やすことができるのか、戦略を考える必要がある。
海外投資家が狙う「割安な日本」
香港や中国の情勢が不安定化したことにより、アジアの富裕層が日本への投資を増加させている。

画像生成AI-recraftで生成「アジアの富裕層が日本への投資を増加させている」
とりわけ、日本国内の株式や不動産は、諸外国に比べて割安に放置されているため、海外投資家にとっては大きな投資機会となっている。
しかし、国内資産を外国資本に明け渡してしまうと、将来的に日本国内の富が流出することにつながりかねない。
そこで、私たち個人が国内資産の価値を守り、かつ活用できるようにするためには、日本株や不動産など、今のうちに割安な資産を自分たちで保有していくことが重要だ。
これからは日本人が海外に出稼ぎに行く時代がくることは間違いない。
10年ほど前から日本人の海外留学が減り始め、これを「若者は海外に興味がない」とか「オタク現象」などと論じる人がいる。
しかし、これらは単に「貧しくなったから海外留学が出来なくなった」のであり、依然として優秀な学生や富裕層の姉弟は普通に海外留学をしたり海外の多国籍企業に勤務している。
平成の中頃まで、すなわち日本に少し「蓄え」があった頃には海外留学のハードルは高くはなかったが、現在のように物価の差が大きくなると、簡単に海外に留学に行くことができなくなったのだ。
若い人材は海外での資産形成も選択肢に
優秀な若者や富裕層が日本国内でのチャンスを求められず、海外に活路を見出しているのも、低成長の日本経済の影響だ。
今後、インフレや低所得が進む中で、日本国内の経済状況が改善しなければ、さらに多くの人材が国外でのキャリアを選択するだろう。
このような動きが続くことを見据え、私たちは日本に限らず、外国資産やインデックスファンドへの投資も積極的に検討することが必要だと考えている。
投資戦略の再考と行動のすすめ
日本が「貧しい国」となりつつある現実を認識した上で、インフレによる資産価値の減少に備えるための戦略を再考し、積極的に行動を起こすことが求められている。
割安な株や不動産がある今のうちに資産を分散し、日本や海外を問わず、インフレ耐性のあるポートフォリオを構築していくことが、今後の不確実な時代に生き残るための鍵だと感じている。

