短期滞在から、年の半分近くをバンコクで過ごすまで
海外セミリタイアの拠点として、筆者がバンコクを選んだのは2015年頃からだった。
当初は年に数回の短期滞在だったが、徐々に滞在期間を延ばし、現在では年の半分近くをバンコクで過ごしている。
実際に長期間住んでみて分かったのは、バンコクが単なる「安い海外」ではなく、生活の質と費用のバランスが極めて優れた都市だということだった。
バンコク居住の最大の魅力は、月10-15万円程度で東京以上の生活品質が実現できる点にある。
しかし、住む場所や方法を間違えると、コストが高くなったり生活の質が下がったりしてしまう。
これから実践的な住み方のノウハウを紹介したい。

バンコクが理想的な理由
生活コストと品質のバランス
バンコクの最大の魅力は、圧倒的なコストパフォーマンスにある。
1LDKの良質なコンドミニアムが月5-8万円、外食が1食300-800円、マッサージが1時間1,000円程度で利用できる。
筆者の実際の生活費は、住居費込みで月12-15万円程度だった。
同じ予算で東京に住むとワンルームのアパートがやっとだろうが、バンコクでは50平米以上のコンドミニアム、プール・ジム付き、メイドサービス利用可能な環境が手に入る。
生活の質という点では、明らかにバンコクの方が上だと言える。
医療・インフラの充実
バンコクの私立病院は世界トップクラスの医療技術を持ち、日本語対応も充実している。
バムルンラード病院やサミティベート病院では、日本と同等以上の医療サービスが受けられる。
医療費(海外の場合は、料金といった方が正しい)はかなり高いが、日本の公的保険も使うことができる。 (ただし、料金を払って、日本国内で還付を受けなければならない。)
交通インフラも優秀で、BTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)で市内の主要エリアはカバーされている。
渋滞は確かにあるが、公共交通機関を使えば問題ない。
インターネット環境も良好で、リモートワークにも支障はないだろう。
その他、タイ人の国民性は日本人と相性が良く、仏教国のため穏やかで争いを好まない文化がある。 また、日本食レストランや日系スーパーも充実しており、食生活で困ることはない。
