海外生活の医療リスク|病院選びとカード活用の実体験談

海外医療機関の特徴と言語の壁

海外生活を続ける上で、病気や怪我をしたときの対応は事前に色々と想定しておく必要がある。

私が生活の拠点にしているバンコクには、日本語で受診できる病院やクリニックがたくさんある。

バンコクほどではないが、ベトナムのホーチミンシティーにもカンボジアのプノンペンにも日本人医師のいる病院がある。

いくらGoogle翻訳が便利になったとは言え、病院にかかる場合は、日本語が使える事は非常に安心だ。

医療費用への備え

日本にいるときは、空気と水のように当たり前のものと思っている国民皆保険制度は、実は日本独特のものであり、世界最高水準の医療を、世界一安い金額で受けることができるのは日本の誇りの一つだ。

私は頭に大怪我をして病院にかかったときに、クレジットカードでの前払いを要求された。

入院や高額の検査を行うときに前払い金を払うのは当たり前のことであり、どこでも使えるクレジットカードを用意することは絶対に必要だ。

保険とカード活用の実態

私はマイルの達人なので、効率よくマイルを貯めるためにメインカードをANAビザプラチナカードを使っている。

こういった年会費が10万円近いプラチナカードやブラックカードには高額の海外旅行保険がついているのが普通だが、その内容を詳しく確認する人はそれほど多くないかもしれない。

私はかなり大規模な手術をして10日間も入院したので、治療費の合計金額は400万円以上になった。

病院からは全額保険が効くと聞いていたので、何も考えずに請求書にサインをした。

しかし、あとで気づいたことだが、実はカードの補償額は高度障害や死亡の場合は1億円だが、入院費用の上限は500万円で、私の治療費は補償限度額ギリギリの金額だったのだ。

結果的には自己負担なしに、バンコクの最高級の病院の70平米の個室に10日間も入院するという貴重な経験をすることができたのだが、後で振り返ってみると「薄氷の思い」の入院だったことになる。