海外生活には滞在期間によって3つのパターンがある。
短期間の海外旅行を繰り返すパターンと、私が実践しているような日本と海外往復しながら、1ヵ月〜2ヶ月ほど滞在を繰り返すパターン、そして移住やロングステイのように年単位で滞在するパターンの3つだ。
単発の海外旅行の場合はビザのことを考える必要は殆どないが、その他の場合はビザや入出国のルールについて色々と知っておかなければならない。
海外滞在の3つのパターン
年単位で滞在する移住やロングステイの場合は長期滞在用のビザが必要になる。
タイの場合は、50歳以上で一定の預金があれば取得できるリタイアメントビザや、語学学校に入学すると発行される語学ビザかある。
タイでは現地の日系企業に就職する人も多く、この場合は就労ビザが発行されるので、長期滞在が可能となる。
ビザなしでも数ヶ月単位で滞在することができるが、期間や頻度によっては、空港や国境の入国ゲートで厳しく「働いているのではないか」と質問されることもある。
例えばタイに入国する場合、日本のパスポートであれば何も手続きをしなくてもビザなしで30日間も滞在することができる。
その期間内に隣国のラオスやカンボジアに出国して、またタイに戻ってくればさらに30日間滞在することができる。
しかし現在では、陸路での入国は年間に2回までと制限されており、かつてはビザランと呼ばれた陸路で隣国との出入国を繰り返す方法では、ノービザのまま延々と滞在することはできなくなった。
ノービザでの長期滞在方法
しかし空路での入国回数には制限がないので、陸路での入国と空路での入国と。さらにノービザ期間の延長を組み合わせると、ビザなしでも長期間の滞在が可能となる。
1回のノービザ入国で30日の延長が1回だけ認められているので、これと空路での入国を1回組み合わせれば、理論的にはビザなしで1年間、東南アジアに滞在することができる。
具体的には、まず最初に空路でタイに入国する。
そしてノービザで30日滞在し、その間に30日の延長申請する。
延長手続きは1万円ほど必要だが、個人でも簡単な英語が読めれば手続きすることができる。
次に陸路で隣国のカンボジアに出国する。
現在(2024年3月)のところ、カンボジアにはビザなしで90日間滞在できるので、タイでの60日とカンボジアでの90日を2回繰り返すと300日となる。
ビザの制限と対策
これ以上の期間タイに滞在すれば不法滞在となってしまうので、何らかの形でビザを更新しなければならない。
空路でのタイへの入国回数には制限がないので、2回目の60日の滞在期間が残っている間に隣国のラオスへ出国し、そこから空路でタイに戻ってくれば、さらに60日間のビザなし滞在が可能となる。
タイに到着する国際線で最も航空券チケットが安いのは、ラオスの首都ビエンチャン発タイ北部のチェンマイ着の便になる。
最も低予算でビザなし滞在を実現するにはこのパターンとなる。
カンボジアでの滞在が合計180日となるので、より長くタイで暮らすためにそれを減らしたい場合は、空路でのタイ入国の回数を増やすことになる。
しかし頻繁な入国は入管ゲートで様々な質問を受けることになるし、ルールの変更も頻繁にあるので、必ずこの通りにできるかどうかはわからない。
何よりも国境を通るたびにハラハラしながらいるよりも、何らかの形で正式に滞在が許可されているビザを取得するのが賢明だ。
