FIREへの道は早めのスタートから
できるだけ早く、確実にFIREを達成するためには長期の準備期間が必要になるので、できるだけ早く始めた方が良い。
あれこれと悩んだり、あれこれと計画をこねくり回すよりは、まず何か1つを始めた方が良い。
大事な事は人的資本(稼ぐ力)を身に付けることと、セーフティーネットとしての最小限の金融資産を蓄えることだ。
3000万とか5000万などの金額目標を立てても、インフレの時代には全く役に立たない。
それよりも、安定してコンスタントに収入を確保できるだけのスキルを身に付けることに力を注ぐべきだ。
ミニマルFIREアセットの計算方法
とは言え、蓄えゼロでFIREを始めることはできないので、自分の最低生活固定費を計算し、そこから逆算したセイフティーネット資金を蓄えることも重要だ。
その金額は年齢にもよるが、私の提唱するミニマルFIREアセットは830万円だ。
この数字は、このブログでも何回も書いている最低生活固定費(ミニマルライフコスト)は、大卒初任給の2分の1=115,000円(2024年現在)で、その6年分の金額にあたる。
6年という数字は、キリが悪いように思われるかもしれないが、これには理由がある。
クライアントの歯医者さんから教えてもらったことだが、人間の大臼歯(大きい奥歯)は第一から第三まで3種類あり、それぞれが6歳、12歳、18歳前後で萌えるのだそうだ。
小学校入学の頃に第一大臼歯が生え、中学生で第二大臼歯、そして中高の6年間が終わる頃に第3大臼歯が生え、それで成長が一段落するという面白い話だ。
だから6年間という数字は「まぁ、これぐらいの期間があれば一仕事はできるだろう」と言える期間で、FIREの計画が行き詰まったり、ビジネスモデルが不調な場合でも、6年あれば何とか立て直すことができるだろうという考えだ。
セーフティネットの重要性と設計
何度も繰り返すように、金融資産からの運用収益だけでFIREを実現することはできないので、副業でも本業でも良いので、生涯現役で自分で稼ぎ続けることが大事だ。
ただ、世の中は何が起きるか分からないし、自分の身にどんなことが起きるかは誰もわからない。
だからセーフティーネットは絶対に必要だ。
セーフティーネットの厚みはどれぐらいが適当かというエビデンスはないのだが、目標とした最低生活固定費(ミニマルライフコスト)を得ることができなくなったときに、それを補うための金額として大卒初任給の2分の1=115,000円(2024年現在)の6年分という数字をはじき出してみたのだ。
この金額をどうやって達成するかはいろいろな方法があると思うが、最もオーソドックスな方法は、情報革命関連銘柄やナスダック指数に連動するETFなどをドルコスト平均法で買い続けることだ。
継続投資のための客観的判断法
しかし、それは誰にとっても「言うは易し行うは難し」の典型であり、ほとんどの人が途中で挫折してしまう。
急にお金が必要になったり、暴落の時に怖くなって買い続けることに躊躇したりして、途中で止める人がほとんどだ。
これを継続するための方法は簡単ではないのだが、私が推奨する1つの方法として「客観的なデータを見る」ということだ。
株価のチャートを見ていれば、暴落のときには誰でも「明日はもっと下がる」「これ以上下がったら大変だ」と考えて「売ってはいけない時に売る」人がほとんどなのだ。
こういった時には株価チャートを見るのではなく、株価の動きやマーケットの動きを数値化して、「過去にも同じようなことがあった」、「こういった場合には半年後、1年後にはこうなるだろう」という過去の動きを参考にするのだ。
下の図はナスダック指数の動きと私が信頼しているSKEW指数のヒストグラム(棒グラフ)の動きだ。

株価が上昇し続けている時は、棒グラフも上向きに伸びていくが、やがてそれがゆっくりと下がり、マイナスに向かい、また+に上昇していく。
こういった、株価の動きとは別の指標を見て、「じっと嵐が過ぎ去るのを待つ」という姿勢が重要だ。
とにかく資産形成は継続した者の勝ちだ。
そのためには「絶対にやめないこと」が唯一の必勝法であり、自分なりの「やめないための仕組み」を作ることが早期FIRE達成の唯一の戦略なのだ。

