ブラックな企業で長時間労働やパワハラに遭っている人から見ると、
セミリタイア生活や早期FIREは天国のように見えるかもしれない。
海外セミリタイア生活の実体験
人間関係や時間の制約から解放され、
移動の自由や場所の自由がある生活を経験すると、以前の状態には二度と戻れなくなる。
私は2011年に海外セミリタイア生活を目指して、それまでの仕事や生活のあり方を根本的に方向転換した。
最初の3年位は試行錯誤の連続で、
失敗やトラブルもたくさんあったが、
2013年頃からは全ての業務がリモートワークで回るようになり、
毎月2週間ほど海外で過ごして、
残りの2週間を国内で過ごすという生活を続けるようになった。
そして今では3ヶ月ごとに1ヵ月半を海外で、
1ヵ月半後日本で暮らす生活をしており、
「フルタイムの生活に戻ってください」と言われても絶対に戻ることができない。
悩みを乗り越えたセミリタイア戦略
だからといって悩みがないとか困り事がないわけではない。
人間の悩みは、大きく分けて人間関係・お金・健康の3つだと言われている。
単身の場合と家族持ちでは違いもあるが、
自分という個人にフォーカスを当てれば、
おそらく悩みはこの3つに集約されるだろう。
この中で最も対応が難しいのが健康の問題だ。
もちろんお金の問題も大きいし、人間関係の問題も大きな悩みにつながることが多い。
お金だけで幸せになれるわけではないが、
お金がなければ幸福になれない可能性が非常に高くなる。
お金は稼ぐしかないので、
ある意味割り切ることができる。
大都市の土地成金の息子に生まれるとか、
親が大企業の役員だとか、お金に困らない家庭に生まれて悩みがないというケースもあると思うが、そんなあぶく銭で生きるような人生を送りたいとは思わない。
また、10年以上の海外セミリタイア生活を経験してみて、人間関係の悩みから解放される事は不可能ではないことがわかった。
有害な人間関係はどんどん切り捨てていけば良いのだ。
パワハラや長時間労働でメンタルを痛めてしまい、自ら命を立つような痛ましい事件が起きているが、端から見れば「早く辞めればよかったのに」と思っても、
本人の立場からすると
「辞めたいけれども、やめられない」
という状況だったのだと思う。
確かにそういった状況もあると思うが、
自分から絶ち切らなければ誰も助けてくれないので、とにかく有害な人間関係は一刻も早く断ち切るべきだ。
そう考えると3つの中で最も対応が難しいのは、やはり健康の悩みだ。
自由なライフスタイルへの転換
自分ではどうにもできない難病や、
交通事故などの怪我など、
あれこれと考え出せば不安にならない人はいないだろう。
しかし、お金の悩みは「稼ぐしかない」と割り切り、人間関係の悩みは「断ち切るしかない」と割り切るのと同じように、
健康の悩みも「まあ、確率から行けば大丈夫だろう」位に楽天的に考えるのが良い。
難病にしても交通事故にしても、
確率はそれほど高くはない。
定期的な健康診断を受けるとか、
ごく一般的な安全の注意や健康管理に気をつけていれば、そう簡単に人間はダメになるものではないと思う。
1番悪いのは「どうしよう、どうしよう」とクヨクヨ悩むことであり、些細な症状や兆候にビクビクしてしまう、いわゆる健康オタクになることの方がよっぽど悪いと思う。
地元の友人の知り合いで、
食品添加物に異常なこだわりを見せる母親が、
徹底的に自然食品にこだわった挙句、
なぜか、子供がアトピーになってしまったという笑えない話もある。
健康を第一に: 楽観的生活術
私は生涯現役でユルく長く働くことを基本に、10年以上、海外セミリタイア生活を続けている。
大きな蓄えがあってセミリタイアを始めたわけではなく、できるだけ早く自由になりたかったから、思い切って早期FIREに踏み切った。
だから生涯健康でなければ自分の戦略が狂うことになるので、
人間の健康はメンタルが1番、とにかく楽観的で前向きな考えが大事と割り切っている。
