60歳からの投資スタンスの変化
今回は「株式投資は値上がり期待から安定配当狙いへ」について考えてみる。
セミリタイア生活では資産形成やポートフォリオの考え方が大きく変わる。
お金の4ステップの観点からすれば、
「稼ぐ」「増やす」から「減らさず」「使う」
に比重を移していき、
株式投資も値上がり期待銘柄から
安定配当銘柄への比重を移していく。
安定配当とインフレリスクのバランス
また、できるだけ値下がりや価格変動リスクを和らげる戦略も必要になる。
安定したセミリタイア生活には、値下がりや価格変動リスクのある株式投資は適切ではないという意見もあるが、
その殆どは高齢者向け投資信託を販売したい証券会社や投信会社の情報が拡散しているものだ。
値下がりや価格変動がないに越したことはないが、
元本保証の預貯金や公社債での資産運用では
インフレをヘッジすることはできない。
リスクを抑えるカバードコール戦略
繰り返し説明しているように、20年以上デフレが続いていることで、多くの人が「インフレって何?」とノー天気になっている。
この20年間で設計された様々な金融商品は
インフレを考慮していないものが多く、
超長期の変動型住宅ローンや利回り1%台の投信託など、
どう見ても「危ない物」と言わざるを得ない。
インフレのリスクを回避するためには、
セミリタイア後も値下がりや価格変動リスクを引き受け、
そのリターンとしてインフレ以上の利益を上げる必要がある。
高齢者向け投資の落とし穴
とは言え、セミリタイア生活に入ってからも
激しく動く株式市場に翻弄されているようでは
本末転倒だと思う。
そこで、いかにリスクを和らげるかの戦略が必要になる。
ここで重要な考え方がカバードコールという考え方だ。
簡単に言えば
・値上がり益の一部を放棄する代わりに、
・値下がりリスクを減らし多めの配当を得る
という仕組みだ。

この仕組みを理解するのはかなり難しく、
上の図(SBI証券HPより引用)を見て、
すぐ理解できる人は少ないと思うが、
ぜひ理解して欲しい。

