東南アジアでの季節別生活戦略
いま私はバンコク中心部のプロンポンという街で暮らしている。
冬の間は寒い日本を逃れて、東南アジアで悠々自適な生活を送るのが最高の贅沢だ。
セミリタイア生活を始めてから10年以上になるが、1年中夏が続く東南アジアでの生活では、なんといっても服装が簡単なのが良い。
コロナの前は1ヶ月の半分を日本で、残りの半分を海外で生活というパターンだったが、コロナをきっかけに季節ごとに日本と海外を往復することにした。
意外な気温事情と快適な生活
バンコクもベトナムのホーチミンも北緯10~15度という熱帯地方なので、夏はもちろん暑い。
ところが幸いなことに、タイの夏は4月から5月で、7月8月の平均気温は日本より低いのだ。
これは驚く人もいるかもしれないが、ここ数年の異常気象で、毎年7月8月に繰り返される日本の「危険な暑さ」「猛暑日が続く」という異常な暑さが逆転現象を生んだのだ。

スコールと気候への適応力
ただ、気温は日本より低いとは言うものの、8月後半位からは雨季が近づいてくるため、夕方のスコールは半端なものではない。
日本でも、例えば東京で5センチの雪が積もったというと大ニュースになり、電車や道路は大混乱となるが、私の住む仙台や新潟では「5センチは雪ではない」というのが常識だ。
それと同じで、日本の短時間大雨警報などは、東南アジアでは雨のうちに入らない。
道路の排水設備だけではなく、人々の「豪雨対応能力」が全く違う。
そう考えると、東南アジアの雨はそれほど過ごしにくいものではなく、「夕方になれば雨が降るもの」と考え、「雨が降った方が涼しくなる」とプラス思考で考えることができるのだ。
日本の社会的制約からの解放
FIREを目指している人たちは、人間関係の重圧や劣悪な職場環境・通勤地獄などから早く逃げ出したいと考えていると思う。
しかし、それらのストレスに拍車をかけているのは、異常気象の影響も大きい。
猛暑の時に流れるニュースの映像を見ると、インバウンドの欧米人は半袖短パンが当たり前だが、日本人は長袖の上に更に1枚羽織るような馬鹿げた格好をしている人が多い。
日本特有の同調圧力やサラリーマン社会の無意味なルールなどで、否応なしに季節に合わない格好を強制されており、こういった重圧は確実にメンタルを痛める。
だから人間関係や職場の重圧だけではなく、日本の異常気象下で強制される「異常な服装」からも、一刻も早く逃げ出さなければいけないのだ。

