観光ビザと長期滞在の現実

ビザ問題の重要性

以前に海外でのセミリタイア生活では医療や食事が重要と書いたが、それ以上に重要なことはビザの問題だ。

ノービザでの滞在の現実

コロナ禍の2年半を除けば、
日本のパスポートさえ持っていれば、
世界中のほとんどの国にノービザで入国することができた。

韓国や台湾、東南アジア諸国では時差や食事、アジア人差別も気にすることなく滞在できたため、
ビザのことを気にかける人はほとんどいなかった。

そのため定職を持たない若者や年金生活者がビザなしで滞在を続け、オーバーステイで強制退去になる人が出てくることもあった。

ビザランの現状と制約

今のような円安になる前は、
日本で月に15万円ほどの年金収入があれば、
タイの地方都市では日本の感覚で月収50万円相当の生活ができたので、多くの「あまり豊かでない年金生活者」が移住していた。

こういった人たちや、定職を持たない若者たちは長期滞在ビザを取得することができないため、
さまざまな工夫をして不法滞在にならないようにしていた。

そのひとつが「ビザラン」と呼ばれる仕組みで、
観光ビザの滞在期限である90日を過ぎる前に、
国際バスで隣国のプノンペンに向かい、
数時間だけ滞在してトンボ返りでタイに戻るという方法だ。

ビザ更新の厳しい現実

現地のフリーペーパーには多くの広告が掲載されており、
2万円ほどでビザの更新が可能だった。

しかし、最近ではこの方法も審査が厳しくなり、
「明らかにビザ更新が目的の出入国」
は認められなくなっている。