東南アジア:移動術の7段階

日本と海外を往復しながらの窓生活を続けて15年になる。
その経験を踏まえて、海外での移動術のレベルについて考えてみたい。

■移動手段の7段階分類
少し前に海外での滞在スタイルによって旅慣れ具合を7段階に分けたが、同じような考えで移動についても7つの段階を考えてみた。

■レベル1:ツアー参加者の段階

ツアーに参加して、ツアーバスを利用する超ビギナーの段階だ。タクシーを呼んだり、公共交通機関のチケットを買ったりする手間は一切なく、全てツアーコンダクターにお任せとなる。

バンコクの中心部のラマ9世通りを散歩している時、フォーチュンホテルの入り口前に30台ほどのトゥクトゥクが止まっていた。ドライバーたちはエンジンをかけっぱなしでお客を待っている。通常はホテルの駐車場には入れないので、一目で「観光客向けのツアーだな」とわかった。

■レベル2:個人での移動開始

トゥクトゥク、タクシー、公共交通機関などを自力で利用できるレベルだ。数年前から、ガイドブックや地図を片手に持っている観光客を見かけなくなった。スマートフォンで全ての情報が得られるようになり、移動手段の利用方法も簡単に調べられる。

■レベル3:配車アプリの活用

Grabなどの配車アプリを使って自由に移動できる段階だ。通常のタクシーでは目的地とのコミュニケーションで苦労することも、配車アプリなら事前に目的地を設定でき、料金も明確になる。

■レベル4:公共バスの利用

地下鉄やBTSだけでなく、一般の路線バスも利用できる段階。英語表記があっても、路線図とGoogle Mapsを駆使しての移動は簡単ではない。

■レベル5:現地の移動手段の活用

バイクタクシーの利用や、長距離バスでの国内移動ができる段階。地元の人々と同じ移動手段を使いこなせるようになり、行動範囲が大きく広がる。

この写真のように、外国人向けレストランの駐車場で客待ちをするバイクのお兄ちゃんが大勢いる。
いわゆるバイタクではなく、相対で交渉して金額を決める「白バイク」だ。

■レベル6:国際バスでの国境越え

国際バスを利用して、陸路での国境移動ができる段階。出入国手続きなど、より複雑なスキルが必要となる。

■レベル7:完全自力での国境越え

最高レベルとなる段階で、地元の交通手段を使って国境まで行き、徒歩で国境を越え、さらに現地の交通手段(白タクやシクロ、馬車など)を使って目的地まで移動できる。

私は現在レベル6で、このレベル7を目指して努力しているところだ。