マイラー受難の時代の歩き方

2025年の4月からANAやJALの特典航空券の必要マイル数が大幅に増加した。

目的地や季節によってバラつきはあるが、概ね4割5割増と考えて良い。
私が最もよく使うANAのアジアゾーン4(バンコクやホーチミンなど)の普通シーズンは6万マイルから8万5千マイルに40%以上も「値上がり」した。

さらに、乾期のハイシーズンに至っては、なんと53%もの大幅増となり、マイラーにとっては厳しい時代がやってきた。

しかし悪いことばかりではない。

これまでANAの場合は往復でしか予約が出来なかったが、7月からは片道予約も出来るようなった。
このメリットは非常に大きく、残り半分をLCCビジネスやプレエコやエコノミーでも我慢の出来る短時間の乗り継ぎの組み合わせなど、色々な戦略が可能になる。

私は飛行機に乗ること自体が大好きなので、いま考えているプランは、新潟>上海>香港>ハノイという、2時間半位のルートを乗り継ぐ戦略だ。

そこから先はホーチミンでもバンコクでも、どこへ行くにもLCCで十分だ。
こうやって様々なインフレ克服戦略を組み立てるのも、なかなか楽しいものだ。

それぞれの区間で様々な機内食楽しむことができるし、なんといってもいろいろなクラスのシートを経験できるのは、マイラー・トラベラーにとっては非常に嬉しいことだ。

私がよく使うLCCビジネスクラスは、フルフラットシートにもかかわらず、東京-バンコク路線で7万円程度で利用できる。こういったコスパの良い乗り方を見つけたりするのも醍醐味だ。

エアアジア公式サイトより引用 https://www.airasia.com/aa/inflight-comforts/ja/jp/premium-flatbed.html

さらに、エコノミークラスでも非常口座席や足元の広い座席を選ぶこともできるし、こういったことをゲーム感覚で楽しめる。

人によっては「時間がかかってしょうがない」と思う人もいるかもしれないが、海外セミリタイヤ生活の醍醐味は、なんといっても時間の自由があることだ。