旅嫌いでも海外移住

世の中には旅行嫌いの人も大勢いる。

旅行嫌いの私

いわゆる出不精の人たちで、海外旅行はもちろん、国内旅行も殆ど行かないような人もいると思う。

私は1年の半分を海外で暮らしているので、平均から見れば旅好き・旅行好きの方だと思うが、あちこちに行きたいとか、世界中を見て回りたいという気持ちは全くない。

素晴らしい景色を見れば凄いと思うし、きれいだなぁと思う。

ただナイアガラの滝とか南米のウユニ塩湖とかを「どうしても見たい」という気持ちは全くない。

東南アジアでの生活

どうも私の場合は、旅が好きというよりも、「のんびりとした場所で生活をしたい」というのが本当の欲求で、その環境が偶然に東南アジアだったのではないかとも思う。

それでも旅が好きということには変わりがないので、タイ国内だけではなく、周辺のカンボジアやベトナムやラオスなどに頻繁に行ったり来たりしている。

観光名所には無関心

ところが、そういった所に行っても観光名所には殆ど行かない。

例えば、アンコールワットで有名なカンボジアのシェムリアップには5~6回も訪れているし、半年間という短い期間だったがエアビーの民泊ホテルも経営していた。

ところが、それだけ有名な土地にいながら、アンコールワットには1度も行ったことがない。

アンコールワットどころか、タイと日本を往復するようになってから10年目になるのに、タイ随一の観光名所であるワットポーにも王宮にも行ったことがない。

何をしているかというと「生活している」としか答えようがなく、どちらかと言えば変人の部類なのかもしれない。

それでも私は、旅嫌いや出不精でなくて良かったと思っている。

日本の将来と海外移住

少し荒唐無稽な空想なのだが、橘玲の「日本の国家破産に備える資産防衛マニュアル」の中の近未来小説に出てくるように、近い将来に日本が日本人にとって住みにくい国なってしまったときには、否応なしに海外に出なくてはならない。

そういった時に、海外渡航の手続きや海外生活が「イヤでイヤでたまらない」という性格だったら大変なことになる。

華僑や印僑のように、世界中どこでも生活できるほどのバイタリティーを持っているという自信はないが、生活防衛のためにはフットワークを軽くして安心して住める場所を探さなくてはならない。

私は日本の財政破綻の確率は10%程度と思っており、ハイパーインフレの可能性もゼロではないと思っている。

有力な国内企業は海外に移転し、日本国内に残った企業や不動産は外国資本やハゲタカファンドに買い漁られるという悲惨な未来がないわけでもない。

欧米だけではなく、中国や韓国などの海外資本が大手を振って日本の上流階級を形成する悪夢のような未来が訪れた場合、私は間違いなく率先して海外に移住すると思う。

外国人から「貧しい現地の人々」と見られるのがたまらないし、何よりも、そういった外国人たちにペコペコと頭を下げて媚を売っている上級国民たちを見ているのが我慢できない。

荒唐無稽な空想と思う人もいるかもしれないが、1945年の敗戦の後にアメリカに支配され、それにペコペコとへつらっていたのが現在の上級国民たちだ。

その再来がないと誰が言えるだろう。