セミリタイア実現の最短ルート

私はこのブログで、セミリタイアとかセミFIREを実現するには、物価の安い東南アジアで暮らすことがベストの選択だと説明している。

東南アジア移住のコスパの高さ

私はそのライフスタイルを10年以上実践しており、コスパの高さを実感している。

ただ、これが最も合理的な方法かというと実はそうでもない。

強い通貨を稼ぎ安い国で暮らす

今の経済環境で、最も合理的な行動は、「ドルや豪ドルなどの強い通貨を稼いで、物価の安い国で暮らす」というライフスタイルだ。

リモートワークが定着しているので、能力さえあればどこに住んでいても、世界中のあらゆる企業で働くことができる。

企業に属さなくても、フリーランスとしてもあらゆるビジネスチャンスがある。

もちろん英語力やITリテラシーが必要になるが、能力のある人にとっては理想的な世界だ。

実際の生活に即して考えてみると、日本と時差がなく、季節が反対のオーストラリアが1番だろう。

ITリテラシーと英語力が決め手

オーストラリアの一人当たりGDP(64,000USD)は日本(33,000USD)の約2倍だから、単純に考えれば同じ仕事でも2倍の所得を得ることができる。

タイの一人当たりGDPはオーストラリアの5分の1だから、豪ドルを手に入れることができれば、5分の1のコストで生活できることになる。

リモートワークで稼げるならそれに越した事はないが、ワーキングホリデーや他のビザを使って、現地で働けるのなら、それが最高の選択となる。

現地で働く場合には、何しろ季節が反対なので、酷暑日の続く日本の真夏に冬のオーストラリアで過ごすという理想的な生活が可能となる。

しかし最近のNHKニュースで、ワーキングホリデーでオーストラリアに向かった人たちが、生活に困窮して無料の食料配給所に並んでいるシーンが報道されていた。

語学力もなければ、たいしたスキルもないのでは、お金を稼げるはずがない。

それはともかく、とにかく英語力があるかないか、そして、リモートワークでビジネスができるだけのITリテラシーがあるかないかが決定的な要因となる。

この2つさえあれば、今の円安・インフレの状況を逆手にとって、50代はおろか、40代なかばでFIREを達成することも可能だろう。

最低生活固定費と収入のバランス

このブログでも何回も書いているが、私が考える住居を除く最低生活固定費は大卒初任給の2分の1で、今の日本で言えば12万円程度になる。

最低生活固定費というのは、「寝るところさえあれば、これだけで何とか生活ができる」という金額で、ベストセラーになった超ミニマルライフの四角大輔さんの言葉で言えばミニマルライフコストだ。

これには住居だけではなく、教育費は含まれておらず、当たり前のことだが貯蓄や保険も含まない金額だが、日本で自宅に住んでいて独り身ならば、十分とは言えないまでも、何とか生活はできるだろう。

海外で暮らす場合は、国によって物価水準も違うし、インフレによって毎年のように金額が変わってくるので、私は常にその国での直近の大卒初任給を基準に考えている。

私が暮らしているタイの公務員の大卒初任給は16,000バーツだが、この国でもインフレが進んでおり、2年以内に18,000バーツに引き上げられるそうだ。

だからタイでの最低生活固定費は、大卒初任給の半分の8000から9000バーツ、ビザや保険など外国人として必要となる諸経費を含めて1万バーツと考えれば良いだろう。

この金額は殆どが食費と通信費で、住居費は含まれていないので、私のようなリピートステイの場合はサービスアパートメントやゲストハウスの費用がかかる。

バンコク市内の場合、地域にもよるが地下鉄と高架鉄道(BTS)の両方が使えるエリアでも1日350〜400バーツ、1ヵ月で10000〜12000バーツほど必要になる。

合計すると2万〜2万5千バーツ(10~12万円)ほどになり、2024年現在の為替レートで計算すると、1000オーストラリアドル(AUD)となる。

オーストラリアでは、ファーストフードの店員など比較的単純な労働者の時給が30AUD(約3000円)なので、月に35時間働くだけで、東南アジア最大の都市バンコク中心部での最低生活固定費を賄うことができるのだ。

 

嘘のように聞こえるかもしれないが、日本の最低賃金は時給1000円でオーストラリアの3分の1だから、日本で100時間働くのとオーストラリアで35時間働くのは同じ価値なのだ。